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中国パンダ保護使節団としての訪問記 土橋美恵子 私は、2001年~2016年(第一次~第十四次)間、岩見沢太極拳協会会長矢野美恵先生を団長としてパンダ保護活動の団体の一員で初回から数回に渡り四川省成都パンダ飼育研究基地他3基地を毎回訪問しました。 日中双方から400名の出席、学生も多く参加し共通の思いとして友好の協力を築き、平和を誓う雰囲気は友好ムード一色でみごとな式典でした。 北海道日中女性委員会会長岩木みどり団長、矢野副団長のお陰で戦後の日中交流活動の重要性を身近に感じた事では実費参加のパンダ育成活動とは別件の訪問感で感激しました。 この16年間中国状況変化、パンダ感染症発生で各基地の厳戒体制もあり、2年間訪問出来なかったのですが、今年(2016年)は新に都舎パンダ保護研究センター基地開設の招待でしたので表敬訪問しました。 その折、毎年雅安パンダ基地で対応してくれた職員が勤務、顔なじみの若いスタッフ達が「今回は都江堰へようこそ」と私達が着くと出迎え来て感動と懐かしさで胸が一杯になりました。 今年、第14次団では普通立入禁止のパンダ舎で特別に今秋出産予定の母パンダ14頭に合わせてくれた事が後日10月中旬、北海道新聞やテレビニュースで「四川パンダ基地で23頭の赤ちゃんパンダ誕生」の写真と共に記載されており、とても喜ばしく思い子パンダを抱かせて頂いた感触は今も忘れられません。 私達の基金の多くは、人工授精と基地設備に役立てると毎回基地から感謝状を頂き「この義援金活動でパンダが増えていますよ」と本当に感謝されました。 この16年訪問した施設は、成都大熊猫繁育研究基地、臥龍基地、雅安壁宝峡基地、重慶動物園大熊猫舎、江堰保護研究センター。総合計基金250万。太極拳会員のフリーマーケット収益・個人の寄付による基金を毎回届けています。 その他に子パンダの毛に付いた泥を落とすと喜んでくれる日本製のタオルも毎回80枚ほど持参します。 総団員人数160名と多く全員がパンダにふれたり抱いたりと園内を案内してくれる職員と交流、一人一人にパンダの愛くるしいぬいぐるみをお土産に頂き感動と感謝して帰国しています。 2010年9月、中華人民共和国61周年、札幌総領時設立30周年記念、胡総領事から矢野団長へ「パンダ大使としてパンダ繁殖と飼育の活動に多大な貢献と功績をたたえる」と感謝状を頂いております。 訪中のたびに広大な中国の歴史ある世界遺産や近代文化都市等、多くの雄大な自然を満喫して、たくさんの感動を心に刻んで帰国後旅行アルバムを観るたびに楽しい思い出に残る私の人生の一ページと成っています |