第2次世界大戦末期に栗山町角田炭鉱などでの厳しい労働によって尊い命を失った中国人の霊を追悼する中国人殉難者供養会(え)が7日、町内日出、法隆寺で行われ、 関係者約30人が参列しました。
昭和47年から行われ今年で48回目。中国人殉難者供養会実行委員会主催で実行委員長の佐々木学町長は「悲しみの歴史を再び繰り返すことがないよう恒久平和を願うとともに、多くの方の犠牲の上にあることを忘れない」と慰霊の言葉を詠みあげました。この後、参列者一人ひとりが焼香しました。
栗山町史によると、中国人殉難者は角田炭鉱で76人、夕張炭鉱で293人を数えています。供養会は法隆寺に近い二岐共同墓地で毎年開催されていますが、今年は悪天候のため会場を変更しました。
【写真説明:中国人殉難者供養会で焼香する佐々木町長】